電話に出ました。この前とは違った人の声がしました。
「あーあかねさん?ちょっとさらに高額のアルバイトがあるんだけど、やってみない?少し大変だけど、3倍はいけるから。」
私はビックリしました。だって、3倍といえば前の仕事の一か月分の給料でしたので、私はとりあえず二つ返事でOKしました。
そしてその日の夜、同じ事務所に向かいましたが、
「少し大変だけど」
というのが引っかかりました。今度はブリッジとかでジッとさせられて写生させられたりとかそんなの、出来るわけない、とか思いながら、夕焼けの街を急ぎました。
「あかねさん、待ってましたよ、こちらへ。」
今度は髭の生えたかなり年上の男の人でした。
「まずは、コレに着替えてくれるかな?撮影は外になるけど大丈夫?」
私は、袋に入っていた白い服を受け取って、また着替えることになりました。前回と同じように、更衣室はないようで、私は影で着替えましたが、
何これ・・・・・。
着替え終わった私の服装は、普段じゃ絶対着ないような、真っ白のスケスケの裾がひらひらになっているレースクイーンの衣装のようなものでした。こんなので外に出るの??恥ずかしい。
袋の下のほうに小さな布がありました。それは極限まで小さくなって、ほとんど下着の役割を果たしていないような服でした。私はそれを身に着けて、その髭の人の前に出ました。
「やっぱ、スタイルいいよな。」
「そうですか・・・・?」
上から下まで舐めるように見られると、私はまた、アソコがしめってきてしまっていました。でも、外までしみを作ってしまうと怖いので、なんとか気を紛らわそうとしました。
「これで外に行くなんて・・・・。そんなの恥ずかしすぎます・・・・。」
私はそう言ったのですが、男の人は電話がかかってきたようで、無視されてしまいました。電話を切ると、
「それじゃあ、行くか?何、たった数分だよ。この前より割りいいぞ。」
私はその言葉を信じて、階段を下りて車に乗せられました。
誰にも会わないことを祈りつつ・・・・。
移動の車の中では
「彼いるの?」とか「経験人数は?」とか「今まで気持ちがよかったことは?」とかの質問をされたのですが、でまかせで適当に答えておきました。いません、とか、多めに答えたりとか、恥ずかしいのが好きかもしれません、とか、、、
その後ついたところは夜の公園でした。夜といってもまだ7時ちょっと回ったくらいなので、周りのマンションは明るいし、犬を散歩している人もいます。
「ここでの撮影なんだけど、すぐに終わるからよろしくね。」
私は言われるがままに撮影を始めました。ポーズをとったり、胸を自分で触ったり、その程度の撮影でした。あとは四つんばいでとったりしたので少し恥ずかしかったですが、
今までの3倍、という話を信じて、最後まで頑張りました。
頑張ったというほど難しいことは無かったのですが・・・・。ただ、恥ずかしかったことは確かですけど。撮影も終わりに近づいた頃・・・・。
「ちょっと喉が渇いたからあそこのコンビニでジュース買って来て!」
「でも、、、、」
「いいだろ、知らない人しかいないんだから大丈夫!」
そんなことを言われて、この格好で?と思いましたが、コンビニに行ってジュースを買いにいかされました。
「ひゃ、、、110円に。、、、なりますっ」
店員さんはごくっ、とつばを飲むのが聞こえて、他にいたカップルのお客さんはひそひそ話をしていました。
私は必死で目をそらしましたが、出た後に振り返ると、お客さんというお客さんがみんなこっちの方を見ていました。
終わったあと、封筒を渡されたのですが、数えてみると、本当に3倍の給料が入っていたのです。
私はさすがに怖くなって、
「本当に、こんなに、いいんですか?」
と聞いてみました。そうすると、
「もっとスゴイのあるんだけど、やってみる?」
予想外の答えが返って来ました。
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